文章を読む時はどのように読んでいますか?母語やある程度マスターした言語の文章を読む時は、声を出さず黙々と読む人がほとんどでしょう。しかし、学習中の言語も声に出さず黙々と読むことがベストなのでしょうか?
音読は声を出さずに読むより効果が大きい
学習中の言語の場合、声を出さずに黙々と読むよりも、声を出して読むことをお勧めします。なぜなら、声を出して読むことによって学習者自身が文章を正しく読めているか、発音できているかを確認することができるからです。 また、自分の声を聞くことにより、リスニングの練習にもなります。音読を行うことで、読む、喋る、聞くの3つの要素を同時に鍛えることができるのです。
人に聞いてもらう
音読を行う際には、一人で読むより誰かに聞いてもらうといいでしょう。音読を聞いてくれる相手がいる場合には、そうでない場合と比べ相手に文章の内容を伝えようと気持ちを込めて読むとができ、スピーキング能力の向上に大きく役立ちます。 さらに、相手があなたの学習言語話者や学習者である場合、発音の矯正や読み方のアドバイスを受けることができます。また、そのような相手が見つからない場合でも、誰かに音読を聞いてもらうことは一人で読むより高い質で学習を行うことができるので、家族や友達に声をかけて音読の練習相手になってもらいましょう。
効率よく学ぶために
「言語の学習に近道はない」と、いわれます。しかし、学習の方法によって効率よく学ぶことは可能です。みなさんも工夫して言語学習を行い、効率よく新しい言語を身につけてください。
清水 建二 成美堂出版 2016-11-01 売り上げランキング : 69655
|
光藤 京子 高橋書店 2014-02-26 売り上げランキング : 44978
|